こんばんは!
それでは、2冊目の正直レビュー始めます。
今回はこちらです↓↓↓
言わずと知れた植松努さんの作品です。が……つい最近まで植松さんの存在は何となく認識していたものの、よくわかっていませんでした。
恥ずかしながらです。それが、たまたまTEDの動画を流していた際に植松さんを見つけます。こちらの動画です。
ユーモアの中に、燃えたぎる情熱。好きをあきらめず貫いた精神。一気にファンになってしまいました。
そんな中、「天職が見つかる空想教室」と出会えたのは運命としか言いようがありません。
お人柄は動画からも伝わるのですが、植松さんのふんわり包み込むような文章に、ガチガチに縛られた常識がゆっくり紐解かれていくような感覚を受けます。
常識とは、人として正しくふるまうための知識と思っていましたが、その常識こそ空想を阻害していたとは……
空想=思うことが阻害されれば、行動に移すことができなくなってしまう。
つまり、「なりたい自分」に一歩も近づけないことを意味します。これは、本当に恐ろしいことです。本書を読んで気づけてよかったと思っています。ありがとうございます。
また、おじいちゃんやおばあちゃんとのエピソードやつらい境遇についつい感情移入してしまい、目頭が熱くなった場面もありました。また、本書で目に飛び込んできた「思うは招く」というメッセージに、急に手が止まります。
思うは招く? なんかどっかで聞いたことがあるような……
僕はしばらくの間、思考を巡らせます。古い記憶の奥底をたどっていくと、懐かしい顔が目に浮かんできました。亡くなった祖母の顔です。
そうだよ。そう言えば……ばあちゃんがよく言ってた言葉だ。
祖母が「思うは願う」と言っていたことを思い出したのです。
この言葉を聞いた当時は、
「頭の中で考えていることは、希望していることと同じことだ」
「悪いことを考えていたら、悪いことを願っているのと一緒」
という風に解釈していました。あまりにも当たり前のことで、何を言っているのかいまいち理解できなかったのです。しかし、植松さんの言葉によってさらに意味合いが広がります。
- 思うことは、頭の中で考えること
- 考えていることは、「こうなりたい」と願うこと
- 願うことは、「こうなりたい」と行動すること
- 行動することは「こうなりたい」自分を招くこと
つまり、僕にとっての祖母の言葉は「思うは願う」は「思うは招く」と同意義と言ってもいいでしょう。「思う=願う=招く」です。これは、単なる偶然とは思えるはずもありません。
僕にとっての「空想教室」は、祖母が本当に伝えたかったことを教えてくれたような気がしてなりません。僕の理解と祖母の想いに、「空想教室」という虹の架け橋がかかり、何年もの時を経て繋がったイメージです。
少し語りすぎてしまいました。失礼しました。
本書は、タイトルに「教室」と付いているだけあって、章立てが全て「レッスン」となっております。動画を視聴した後で、本書を読んでいくと講演会の光景が脳内ビジョンに映し出されます。YOUTUBEを見るような感覚で、簡単に読み進めることができました。僕は通勤中に読ませてもらいましたが、通勤片道50分で3日も経たない間に読了。シンプルでわかりやすい文章の中にも、気づきと学びが非常に多かったです。僕たち大人が読むのも為になりますが、今まさに輝く未来へと歩んでいる途中の息子たち(中学生)にも読んで欲しいなあと深く思いました!
本当にいい時間でした! 手元に置いて、何度も読み返したい本ですよ。
以上、ドヤツエでした。
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