漫画もアニメも見たことがない。
少しでも流行に触れようと一大決心し、話題の『鬼滅の刃 無限列車』のレイトショーを見に行きました。実は一人で映画を見に行くのも初めて・レイトショーを見に行くのも初めて。今回の映画鑑賞は自己投資、何かを得て帰ろうという意気込みで臨みました。
『鬼滅の刃』については連日TV等で流れていることもありますが、自身は漫画もアニメも全く見たことがないため、フラットな目線で見ることができたと思っています。
子どもにも人気のアニメということで、バトルのシーンがメインになり、ハッピーエンドで終わるんだろうな・・・と勝手に想像していましたが。。。
ストーリーに引き込まれ、勝手に感情移入していく
ネタバレしてしまうので詳細をここでは述べませんが、様々な場面で師弟の関係や家族の絆のシーンが出てきます。特に自分は家族の絆・愛情のシーンに心が強く動きました。。。この感情が生まれてくることは全くもって想定外でした。そこで、映画を見終わった後、、、
『なぜ自分は家族ものばかりに心を動かされるんだろうか?』
この問いがふっと湧き上がってきたのです。『鬼滅の刃』を見なければ、出てこなかった気持ちでした。
家族ものが好きになったきっかけ
それは、『父親らしく』『父親の自覚がない』ということに悩んだことでした。
※こちらの記事に詳しく書いてます。
そんな悩みを救ってくれたのは、読書でした。さらに、家族の愛の深さや尊さに気づかせてくれたのも読書でした。特にインターネットで調べてたまたま出てきた『重松清』さんの小説にどんどんハマり、むさぼるように読んでいったのです。
重松さんの小説で家族の愛に触れ、悩みや心に空いた穴が少しずつ満たされていくような感覚になりました。
母子家庭育ちの私は…気が付いてしまった
映画のスクリーンに何度も映る悲しい家族のシーン。そのたびに心を動かされました。
湧き上がる『なぜ自分は家族ものばかりに心を動かされるんだろうか?』の問い。
考えぬき、出した答えは
『家族の愛に飢えているのでは!?』
ということでした。これに気が付くと一気に胸がしめつけられ、苦しくなってきました。。。離れている家族に会いたい、ついには一度も会ったことがない父親に会いたい、、、とまで思ってしまったのです。
こちらの記事で書きましたが、父親には会わなくてもいい、とずっと思っておりました。しかし、その気持ちは自分の感情に長い間フタをしていただけだったのです。会いたいという感情を抑えていることに気が付いてしまいました。今後、この気持ちが抑えられるのでしょうか。。。
私の心の奥に入りこみ、この思いをこじあげたのは、間違いなく『鬼滅の刃』です。
そして、どんなに愛してくれていても片親では足りないのか、そう思ってしまったのです。
どんどん自分に重なっていく映画のシーン
煉獄杏寿郎が夢の中で弟に語り掛けるシーンです。
安心しろ、お前には俺がいる。一緒に頑張ろう。
セリフを間違えていたら申し訳ありません。詳しくは映画を是非ご覧いただきたいのですが、このシーンで、自分の過去の出来事がフラッシュバックしてしまいました。
それは祖母が亡くなった日の出来事。自分が母から訃報を聞いたのは、会社の飲み会最中でした。そこで母から電話越しに聞いた言葉が
一緒に頑張ろうね、、、
母が泣きながら自分に訴えてきましたが、その時は祖母の死という事実を受け入れるのがやっとで、その言葉の意味を推し量る余裕は全くありませんでした。
母にとって今や、血のつながっている家族は私しかいません。今考えますと、家族の絆を再確認したいという母の強い想いから出た言葉だったかもしれません。
そして、この映画のもう一つのテーマである『人間の心』。『鬼滅の刃』から流れ出る映像は私の心の奥深くにどんどん入り込み、閉ざされた重い扉をこじ開け、忘れていた様々な感情を引きだしてきました。
これは本当にトンデモナイ映画だと改めて感じました。
最後に、前を向く強さも教えてくれます
当たり前のことですが、「ないものねだり」という言葉があるように、失ったもの・無いものを求めていても仕方がありません。それは今の私にとっても同じこと。片親、母子家庭という事実はいつまでも消えずに私の背中について回ります。
愛に飢えていたという事実も変えられないのです。
愛とは、愛するという行為によって実現される価値である。
引用元:スティーブン・R・コーヴィー(2014年)キングベアー出版 『7つの習慣』 p95
そして、今の私にできること。
●子どもたちには、私と同じ思いはさせない。
●自分に足りなかった分、いや、それ以上の愛で子どもたちを包むこと。
『鬼滅の刃』での人物は、振り返って考えたり、現実と向き合い悩んだり、でも最後は強い気持ちになって前を見たり、、、こんなに人間の心模様が手に取るようにわかるアニメは今まで見たことがありません。
純粋に物語を楽しむのもいいですが、自分の『家族』という目線で見ていくと新たな発見がありますよ。そして、想像を超えた人間の感情の渦に一緒に飲み込まれしょう。
以上ドヤツエでした。
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どうしても気になる父の存在。父に会うべきか電話占いで聞いてみました。
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親しい友人もここまではしらない。幼少期からのドヤツエがわかります。
幼少期の痛い思いが原体験となり、
痛み=【失敗】を無意識に避けるようになっていました。
幼いころから現在まで劣等感の塊でした。
原体験ドリブン
で終始自信のない自分も浮かび上がってきました。
自信を取り戻し、失い、、、一体何が自分の自信となるのか、それがわかったのはごく最近です。
私が変化していく様子を見てもらえれば幸いです。☟
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